みなさん、ご心配おかけしてすみません、わたしが
心配してもらってはあまりに申し訳ありません。わたしは
生きて、今日もご飯を食べて、愛する動物たちの世話をすることが
できるのですから!!!昨日お通夜に行ってきました。
ビールでなく、お線香を春さんにあげました。今日はどうしても
お見送りに行かれなくて、春さんがお空に戻るころに
野の子と二人で春さんのおうちへ行ってきました。
ここへいらっしゃる皆さんが一番気にしていらっしゃると思うので
春さんちの動物たちのことを書きます。
お通夜の帰りに、犬たちの先生の大石先生もいらしたので
お母さまの承諾を得て、春さんのおうちへまわり、
家に残っていた犬のてんちゃんとさっちゃん、それに
普段から春さんちの動物たちのお世話を快く引き受けて
下さっているお向かいさんへ行っていないという、猫のてふちゃんを
捕獲、連れてきました。さっちゃんは春さんに言わせると
「室内野良犬」で、春さんにさえさわらせない犬でわたしたちだけで
大石先生がいらっしゃらなければとても無理だったと思います。
ごめんね、さっちゃん、悲しいけど、おねえちゃんは
死んじゃったんだよ、もういないんだよ、ここにいても帰って
こないんだよ、と話しかけて何とかリードにつなぐことが
できました。びびって固まるさっちゃん。このあとはバリケンの
奥にリードを引っ張ってバリケンを近づけて入ってもらいました。
でも、絶対かじろうとしません。ただこの子はまったく人の手を
知らずに放置されたように育ったのを保護団体が救いだし、それを
春さんが飼っていたのです。人慣れしていないのです。
春さんは絶対無理をせず、さっちゃんが心開くのをゆっくりゆっくり、
あくまでもさっちゃんのペースで待っていました。

そして、さっちゃんは保護団体の方で飼い主が亡くなった場合は
戻せるそうですが遠くから来てるので返すには飛行機に
乗せたりおおごとになるそうで、しばらく大石先生のもとで
様子を見て、さっちゃんみたいな子でも理解し大切に可愛がって
くださる里親さんを探すことになります。どなたか
犬に対して心の広い方がいらしたらよろしくお願いします。
そしててんちゃんは、おうちの中に入りたがらず
お向かいのお宅でお庭につないで保護してくださっていました。
いつも春さんが連れて歩いていたこんぱるちゃんは春さんの
様子を見にいらしたお母さまがすぐに連れて帰られたそうですが
ご実家の方にも犬も猫もいて、春さんは他の動物たちに
優しいこんぱるちゃん以外めったに実家にも連れて行かなかったので
お母さまもてんちゃん、ましてさっちゃんなど連れ帰るのは
無理だったようです。てんちゃんはそんなわけですぐ車に
乗りました。以前何度か春さんが馬喰のお仕事で地方へでかける
時などお預かりしていたことがあったので問題なく車に乗れました。
わたしたちの気配を感じて、ちょうど猫のてふちゃんも
戻ってきて、ご飯を食べ始めたので捕獲、お向かいさんにバリケンを
お借りして入れました。
我が家でのてんちゃんとてふちゃんの様子
工房へと思ったけど大石先生がこれ以上グループ意識ができて
しまったらそれこそ仲間に入れなくなるから、といったんうちの
犬たちを外に出し、外で対面させてから一緒に部屋に入りました。
それでも春さんに言わせると「負け犬の星の下に生まれた」
てんちゃん、コワいコワい、猫が見てもコワい。当たり前だよね。



めぐは案外平気なんだけど、ゆりいちごがわざとつっかかったり
ちみっとかじったりちょっかいを出します。でもめぐが一応
てんちゃんを守ろうとしてくれます。今朝一緒に散歩に行くと
チャッピーは興味津津。


春さんのおうちへ行った帰りに買い物に回って逃げたら
大変だからてんちゃんにもうちの犬たちと同じような
ばってんになる首輪を買ってきました。かわいそうなてんちゃん。
今回も明日になればおねえちゃんがお迎えに来てくれると、
きっと思ってるんだろうね。。。
てふちゃんは出入り自由猫だったので、こんな閉じ込められた
空間に入れられて、知らない猫に囲まれてそれだけでストレスだと
思います。幸いとても人なつこく、猫マンションにじっと隠れていて
わたしが二階に行くと出てきて甘えます。そばについてれば
ご飯もたくさん食べました。女の子だったのでまだ良かったかな。


ごめんね、てふちゃん。これからここがおうちなんだよ、
早く慣れてね。
春さんが愛した子たちだから大切にしてやりたい。
わたしはできることしかできないけど春さんが笑って見て
くれるようにしたい。
春さんのおうちにはそのほか、山羊が5頭、庭にはポニーの
音二郎がいました。山羊たちは元の飼い主のおじさんに、
馬喰のおじさまが連絡をとって2〜3日中に全部引き取って
くださるという話と、ご近所でどなたか欲しい方もいるという
話も入っています。いずれにしても、春さんが愛情をかけて
育てていた子たちだから一日も早く、人の気配のあるところへ
連れ出してなりたいと思いました。春さんとわたしが知り合った
とある、乗馬公園。障害者乗馬を歌ってるくせに、馬たちへの
扱いはひどいもので、餌もろくにもらっていませんでした。
わたしたちはかなり本気で戦いました。そしてそこから
肉として放出された一頭を春さんが追跡し、買い戻した
梅太郎。春さん以外、触ることもできない気難しい扱いにくい
馬です。春さんがいつも言っていた「終世雇用」とくに
馬などの大型動物にはほんのひとにぎりでしょう。それを
春さんは信条としていて、わたしは本当にいろいろなことを
春さんの姿から学びました。その、梅太郎、、、ポニーの音二郎。。。
その子たちは馬喰のおじさまが、春さんがあれだけ大切に
していたのだから面倒は見るとおっしゃってくださいました。
馬たちもヤギたちも、春さんが愛した子たちをわたしが
引き取れないのが悲しい。切なくて悲しくて写真を写して
来られませんでした。馬たちもヤギたちも、行く先が見つかり
ましたのでどうぞご安心ください。庭にいる間はお向かいの
お宅と、馬喰のおじさまのお仲間のわたしもよく知ってるおじさんが
餌はやってくださっています。2〜3日中に音二郎も
ヤギたちも引き取られることかと思います。梅太郎はすでに
おじさまの厩にいて、春さんがご実家に戻られる時
おじさまが最後だからと合わせてあげたそうです。
春さんのことはこのブログの右上にある検索のところへ
「春駒屋」「春さん」「ムトーさん」で記事内で
検索していただくと、動物たちに対してどれほどの方だったか、
またわたしたちがどれほど恩恵に被った方だったか、よく
おわかりになるかと思います。わたしは元気に動物たちの
世話をしています、お返事を入れたり、毎日アップできるか
わかりませんがどうぞご安心ください。そしてありがとう
ございました。