2007年09月15日

迷いと決定打

昨日はあちこち動き回った1日だった。実は私たちを心配した春さんが銀花を迎えに来た日にすでに大月市内にある、借家を探し写真まで写してくれていた。しかし私たちの中には体力気力財力共にまた引っ越しするのはとてつもない話。ここを何とか再建することばかり考えていた。それでもやっぱり一つの選択肢としてこんなラッキーな話はない。昨日は朝から見に行って来た。家まで上がる道は台風で寸断され車は無理だったが歩いても15分。上がりきったところはなだらかな大地が広がり迫る山などなく山は丘のよう。昔機屋だったという借家は家の周りに物置、仕事場がついて焼き物にちょうど良い味噌倉まである。間口の広い土間は夜銀花の寝室だ。う〜む困った…余りに良いところで即答できず、山の補強工事は時間がかかるそうなのでその間だけでも借りて暮らそうかと市役所に工期や、具体的に未だ手つけずの防災工事はいつ始まるのかを聞きに行った。工事は…私たちが個人的に土建屋さんにお願いした緊急の仮設的な頑丈な壁の設置が月曜日からで市役所はあたかも自分たちが発注したかのような話しぶり、さらに驚いたことに災害の規模が小さくて県の方では災害扱いにはならないそうである…で、最低限当然やると信じていた山の崩れた斜面の補強工事は工期どころか…今現在やるかやらないかも未定…と、いうことはやってはもらえないんだな、と思った。迷う気持ち。この家に越す時の、努力では解決不可の困難は次々続き、気持ちを切り替えることで何とか乗り越えて来た。さらにたった2年で大金をどぶに捨てるのか。13年間地道な努力で何とか閉鎖的な当地で受け入れてもらえた。悩み悩み…朝、春さんからメールが入っていた。いくらがんばっても自然の脅威の前に何をがんばれるのか。自然との賭けのような生活がそんなに捨てられないのか。半分閉じていた瞼が少し上がった。しかし、いや、それでも……外を誰か歩いていた。市の人かもしれないから見に行くと春先にリニアの地質調査に来ていた地質調査士の責任者の方だった。散歩中に会って犬たちや銀花を可愛がってくれた方がリニアの事務所に来てうちがやられたと知って見に来てくれたという。幸ちゃんは全てを説明した。地質調査のプロだ。さらに法律家の人を伴っていたから今までの市の対応、法的なこともこれではっきりした。悩み悩みしていた気持ちは、これで決定打。明日無理を頼んだ大工さんに仕事を中止してもらい…引っ越す方向に舵を切り替えます。
posted by ミチル at 18:43| ☀| Comment(16) | 山暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うん 私も賛成です。
自然はどこにいても、いつ何が起きるかわからない。
地震だってあるし飛行機が落ちてくるかもしれない。
でもその確立は低い方がいい。
ミチルさん家族が安全で安心で楽しく生活してくれるのが
みんなが一番願ってることです。 
Posted by 黒糖 at 2007年09月15日 20:06
そうなんだ。そういう結果になった。それもひとつの決断。良いと思う。だってさ、台風、集中豪雨のたびにはらはらしてみんなの命危険にさらされるよりはね♪いまの家に費やしたお金や時間は少しもったいないとは思う。だけどね、生きててなんぼ!だよ、ミチルさん(*^^)v
Posted by あずき at 2007年09月15日 20:54
黒糖ちゃん♪多分みんなそう言うと思った。ここにいても安全に関しては市はもちろん県も国も保証などなく自己防衛しかないと知り崩れたところはさらに崩れると専門の目から見て言われ、ここでこれ以上いくらがんばってもムダだとわかりました。
Posted by ミチル at 2007年09月15日 22:41
アズキ〜ヌ♪もう移ろうと決めたからすべて忘れることにした(笑)今日その人たちに会えたのがまたすごい偶然だけど運が良かったと思います。あっ!前向きとフントードリョクはやめて上を向いて歩こうにしようかな!?(笑)
Posted by ミチル at 2007年09月15日 22:44
引越し!またまた大変だけど、すごい事がキッカケになったんだなぁ。
なんか流れが出来て、新しい道が見えてきた感じがする。
もったいないからと今の場所にしがみついていても、また同じ事がある危険性が高いのだったらもうこれはキッパリ切り捨てる方が良いかもしれない。
タイミングというか時機が満ちているんだね。
頑張って!これからの皆の幸せ空間だもの!
もういっちょ!ファイトだね!└(^〇^)┘
Posted by さゆり at 2007年09月16日 00:34
そうかあそうかあ、またしばらくは大変だね。こういうときいろんな人が力になってくれる、ほんとうにみちる先生の人柄すばらしいよ。みんなが無事でよかったよ!!
Posted by とこ at 2007年09月16日 01:18
師匠のカレンダーに、昨日までなかった丸印を発見しました。
「あの丸はなんですか?」
「日の丸けえ?」
「・・・カレンダーの丸印にはどういう意味があるのですか?」
「あれは大安。20日に決めるだあ」
・・・そうでしたか・・・。

事前の打診は、17日の予定です。
Posted by 春駒屋 at 2007年09月16日 01:25
ミチルちゃん、毎日、本当にお疲れ様です!今、まさに決断の時なんだね…私が、ひたすら思うことは、ミチルちゃん、コォーさん、野の子ちゃんの命が安全であるということです。また、いつ自然の猛威にさはされるんじゃないかと思うと、お引っ越しという選択をしてほしいと思ってしまいます。そして、そこで動物達との再会をはたしてほしいです。お山のお家での思い出を、人生の宝物として、また新たな暮らしに踏み出してほしいです。何も力になれないのに、勝手なことを言って、ごめんなさい!でも、いつもいつも、心から、みんなの無事を祈っています!
Posted by ミカママ at 2007年09月16日 12:50
偶然が重なると必然になります
授かった命と守らなければならない命のために
また取り舵いっぱい〜〜!!
Posted by shun-ran at 2007年09月16日 16:14
ミチルさん、よかったですね。
きっと悩んでいる姿をみて
神様が地質調査の責任者を
よこしたんだと思います。

ミチルさんとコーッさんが
選ばれた道は明るくひらかれていると
私は思います。

まだまだビームを送ります。
激太です。覚悟してください!

Posted by チョコひげ at 2007年09月16日 20:52
さゆりん♪ここでの13年やこの家に移る時のこと、いろいろ考え出すと涙が出ます。だけど!!決めたらもう振り向かないで前進します!
Posted by ミチル at 2007年09月16日 22:25
春さん♪今回は春さんのメールが私たちの泳いだ目を開いてくれました。何から何まで本当にありがとう!
Posted by ミチル at 2007年09月16日 22:28
ミカママちゃん♪一番大切なのは積んできた苦労や義理でなく、やっぱり命ですよね。努力で解決できるならいくらでも努力するけどむき出しの崩れた崖には…どんなに努力しても勝ち目はありません。無理をお願いした土建屋さんに一番心苦しいです…
Posted by ミチル at 2007年09月16日 22:33
シュンちゃん♪ここに移るに当たっての様々なトラブルは結局何一つ解決できませんでした(電話を引かせてもらえない、大金払って仕事を放棄された)今回初めてチャンスを生かせるような気がします。誰の命も失わなかったこと、ひょっこり大金(保険金)が入ること、今度こそはがんばる方向を間違えずに進みたいと思います。
Posted by ミチル at 2007年09月16日 22:38
チョコちゃん♪みんなが思って下さる心はきっと祈りになって私たちを包んでくれているような気がします。昨日地質調査のプロが来てくれた時は余りの偶然にびっくりし私たちもちょっと不思議な道しるべを感じました。もう後ろは見ないで引っ越しにすべてのエネルギーを使います。
Posted by ミチル at 2007年09月16日 22:43
とこちゃん♪今日はありがとう。声も聞けて嬉しかったよ!!心配かけてごめんね。がんばる方向が崩れた崖でなく安全な場所になったからすごく気持ちが楽になりました。私に自慢できるものが一つでもあるとしたらこんな私たちを見捨てない友達とかわいい教え子です!
Posted by ミチル at 2007年09月16日 22:48
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