ガビちゃんたちは耳をすますとやっと
聞こえるくらいの小さな声でしか
鳴かない。銀花がうちに来るちょっと
前に燕の子を拾った。この子たちより
もっと小さくて育つかどうか、最初の
給餌が要と言われたのだが、幸い
餌を良く食べ無事に育ち、無名のまま
必要以上かかわらないで育てたのに
すっかりなついてしまって泣く泣く
放鳥した。燕の子は口を開けて
大きな声で鳴いた。当時はミルワームの
存在も知らず、釣り場で餌にする
ブドウ虫を買って来て育てた。
今はネットがあり、本当に便利である。
雛鳥の餌や給餌器も普通にホーム
センターで売っている。
昨夜もあれから2度ほどゴハン
チョーダイ。3羽とも大きく口をあけ
からだを小刻みに震わせて餌の要求を
する。今日ももう何度あげたか忘れた♪
物音や気配で一斉に口をあける
おちびちゃんたち。

餌を食べると直後におちりを突き出して
ぷりっと糞をする。これがまた何か
膜につつまれているような便で巣に
くっつかず簡単にティッシュで
つまめる。そして食べるともう目を
とじて、からだを寄せ合いうとうと
しはじめる。

ガビチョウはかなり大きな鳥だから
赤ちゃんでも足が異様に大きい。
でもまだ自分でからだを支えることが
できないからお座りしてても前のめり。

朝巣のあった下を探したがいなくなった
もう一羽の雛はどこにも姿がなかった。
お母さんは気配さえない。巣の下に
ぐるっとまいた蛇忌避剤だけど
トカゲは平気でうろちょろしていた。
トカゲに食べられちゃったのかな。
赤ん坊の世話を終えてもだ〜れも
起きて来ない。コーヒーなど飲んで
仕方ない、散歩に行こうか。車が
あまり来ないのでゆりは放して行く。
餌さえあればどこにも行かないし

結局銀花も行って戻るとやっと王さまが
起きてきた。罪の意識があったか
なかったかは知らないけど午後から
率先して銀花の蹄にやすりがけをして
くれた。削蹄を頼んであるのだけれど
ご多忙なのかまだ連絡がない。蹄は
斜面のせいでゆがんでかなり伸びて
いるのでこの頃乗ロバは控えている。
王さまがするのなら何の抵抗もしないで
大人しくされるがままなのに。


お礼にかじらなくてもいいですから!

はっ!・・・しかえし!?(爆笑)
ガビチョウを保護したことで機嫌が
悪いのは王さまだ。なぜならこれで
わたしがますます出かけたがらなく
なったから!(明らかに経済効果を
狙っている・爆笑)映画??
ふたりで行ってきてください♪
何かを育てることはこの上なく
楽しい。でも、ニンゲンの方は
手抜きしすぎて失敗だったなー(笑)