2008年03月20日

おひっこし

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 去年も書いたような気がするけど、高校生の時、1年下の後輩が
たったの18歳で亡くなってしまった。以来毎年、この時期になると
八王子にあるお墓に会いに行っていたが、あっという間に30年が
経過した。去年の4月、くみちゃんのお母さんが山中の我が家に
遊びにいらしてくださったこともあり、今日はくみちゃんの
お墓のお引越しの法要に呼んでいただいた。都内に引っ越されたので
お墓も近い場所に移すのだそうである。確かに都内から八王子じゃ
頻繁に来ることも難しいだろう。30年間慣れた場所でも、家族の
そばにいられる方が嬉しいよね、くみちゃん。

お身内だけの会なのに、お声をかけていただき、ずうずうしくも
野の子と2人で参加。でも、八王子のお墓には、これで行くことも
なくなると思うと、感慨深いものがある。そしてあれ以来久しぶりに
お目にかかったくみちゃんのおねえさんと弟さん。もう、お子様方も
大学生らしい。私はどうも、時間の経過の認識が自分の中できちんと
できなくて、30年という、膨大な時間もまったくないに等しい。
私は高校3年生で、くみちゃんとはいつも馬鹿騒ぎしている。
声も、ピアノをやっててきれいな指も全部全部、目の前に鮮明に浮かぶ。

ある意味執念深いのだと思う。そして、人生一番楽しい時に
友達の命が消えるということが、いまだに納得できないのだと、
今日気がついた。ぜんぜん、くみちゃんを卒業はできない。
思い出せば涙があふれる。笑いながら思い出話をしていても、
声が上ずってくる。

衣装ケースに入れてある、写真の山からあのころの写真を探し出して
今日、くみちゃんのお母さんに差し上げた。私の手元になくなって
しまったけどくみちゃんのおうちにあった方が写真も嬉しいだろう。

雨の中、野の子の希望で電車とバスを利用してでかけた。帰りは
八王子までバスで出て、ぶらぶらしてきたのだが、八王子じだい
ぜんぜん知らない町なので駅ビルのそごうの中を行ったり来たりして
ひとつも買い物しないで帰ってきた。エスカレーターに乗っている時のこと、
2人で並んでいるといきなり、若い女の子がすごいけんまくて
「じゃまなんだけど、どいてもらえます!!?」といきなり、
後ろからどなりつけられた。びっくりして開いた口もふさがらない。

さっと避けるとブーツの音も高らかに、人の間を縫ってどっすんどっすん
上がっていく。我に返って「親のしつけがわかるね」と野の子に言ったら
聞こえたようでわざわざ立ち止まってすごい形相でにらみつけた。
私はお返しに、思い切りにっこり笑った。でも、これはやっぱり、
口の利き方に気をつけなさい、と注意した方が良かったのかもしれない。
とっさのことであっけに取られたが時間がたつとだんだん彼女が気の毒になった。

何があったか知らないけど、他人にあんな口をきくというのはやはり、
お里が知れる。まだ20代そこそこに見受けたが、おそらく、親から
たいした愛情ももらえずに育ったのだろうと思う。人間の美しさってすべて
たしなみだと思う。どんなに着飾っても内面の美しさがなければ
台無しだ。そして、たしなみは親が示し、愛情を注がないと
身につかないと思う。帰りの電車の中で、あの女の子うちにくれば
犬たちと一緒にいっぱいかわいがってあげるのにね、と野の子に言ったら
いや〜な顔をしていた。30年たっても、愛される女の子、
一瞬ふれあった縁だけでも嫌な気分になる子、人間いろいろだなー。

 ハイ、・・・私も十分、気をつけたいと思います(笑)
posted by ミチル at 21:12| ☔| Comment(18) | 友達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする